2007.12.02


団地模型化計画(51C型) その3

団地の模型化、エクステリアの構成と仮組み。

スチレンボードから切り出した各パーツを実際に仮組みし、構成の検討をする。

図面通りに切り出せていれば、仮組みでもかっちりと組み上がるはず。

まずは南面のバルコニー側。



南面のパーツは、まず窓等を切り抜いた南面の壁に、ダストシュート、そしてバルコニーの床面、このパーツは下の階の窓のヒサシも兼ねている所が51C型の特徴でもある。



片側だけ仮組みしてパーツ構成の確認。
なお、窓のヒサシ部分は、あらかじめ壁側の窓の開口部を上に広げて、ヒサシをはめ込む構造にしている。
このような構造にすれば、ヒサシの高さが開口部の寸法で決まり、組み立て精度が向上する。
妻板は単に長方形に切り出したスチレンボードに、接合部ののりしろとして表面の紙1枚を残して削った部分を作っている。
角の接合部分は基本的にこの構造をとっている。



続いて北面と階段室の構成。
右から北面の壁(一部)、階段室の側面右側、階段室の窓、階段室の側面左側。
階段室の側面パーツは、補強材も兼ねているため南面まで伸びている。
この階段室の側面に、北面の壁が組み合わされる為のスリットをあらかじめ開けておき、北面の壁が位置決めしやすくしている。


組み立てるとこんな感じになる。
これを先ほどの南面と組み合わせると、階段室側面パーツが南面と当たった位置で建物の厚みが決まる仕組みになっている。

立体化するといよいよ模型を作っている感じが出てきて、やる気が起こる。

今回はここまで。