雁道住宅(愛知県営住宅)


愛知県営住宅 昭和20年代のものです




2006年7月撮影


全体図です。二つの住棟の間に広場があります。
良く見ると二つの住棟はタイプが異なり、南側の棟は北側に階段があり、北側の棟は南側階段があります。
このような構造をNSペアと呼びます。NSペアを採用することで、中央の広場に人が集まるようになり、各住棟同士がそれぞれ孤立することなく、団地全体がまとまるという考え方です。


南側の住棟の北面です。階段室が3個あり、いずれも屋上に続いていることがわかります。
中央の階段部分は若干高く、給水タンクが乗っています。
資料によると建築年度は1951年となっています。サンフランシスコ講和条約の年です。


北側の住棟の南面です。この住棟には南面に階段室が3個あり、同じく中央の階段部分は若干高く、給水タンクが乗っています。
南階段型は、バルコニーや階段室など色々なものを南面に配置しなければならず、南側がかなり賑やかになります。
また、バルコニーが階段室の分だけ狭くなってしまう傾向にあります。


北側の住棟の北面です。南面とは対照的に、もう団地の建物とは思えないくらいすっきりしています。
もう北側には誰も用はないという感じ。まさに体育館の裏状態です。


南側の住棟の南面です。階段室がない分、バルコニーの配置に余裕があります。
南階段型の苦労も知らずに・・・


上の棟を、ちょっと寄って撮ってみました。勝手口からバルコニーに出ます。また、ダストシュートがバルコニーから投入する形のようです。
ちなみに資料によると間取りは2Kです。


2棟の実際の位置関係です。NSペアの様子が実際にわかりますか?


広場から見た南側住棟です。手前の鉄棒がベネトンカラーなのは最近塗られたのでしょうか。
また、階段室の踊り場のうち、上の2ケ所は開口部にネットが張られています。鳥除けでしょうか・・・


北の裏側からアプローチできる階段がありました。ちょっと高台に建っています。



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