2008.02.29
レイアウトに団地を!「スターハウス模型化計画」その1
団地模型化計画の第2弾、スターハウスの模型化計画。
前回までの51C型団地住棟の模型化は、窓ガラスとバルコニーの手すり、そして階段の表現が残っているのだが、構体がある程度完成しているので今度は別の団地住棟の模型化を計画してみる。
今回模型化を計画するスターハウスとは、一般の横に長いヨウカン型住棟ではなく、上から見るとYの字型に建てられた変わった形の住棟のこと。
空いたスペースを埋めるためのポイントハウスの一種であり、団地内のアクセントとなっている。

公団鳴子団地(愛知県名古屋市)のスターハウス。
このスターハウス、昭和30年代の公団住宅団地に見る事ができ、公団だけでなく公営住宅にも採用されていた。
その変わった構造は日当りが良いのが利点だったが、建設費が高いことと隣接住戸のプライバシーの問題により昭和40年代に入ると建設されなくなってしまった。
そして、現存するスターハウスも老朽化により除却が進み、その数を減らしてきている。
団地マニアとしては、そんな住棟を模型として手元に残しておきたいのが人情というもの。
という訳で、図面を引いてみた。

これのどこが団地?と思うなかれ。
スターハウスは1フロア3戸の住戸で構成されている。
まずはこれらの各住戸の設計を行う。
上の平面図で窓割りを作成する。1フロアはだいたい6.2m×6.0mくらい。
その下の図面は1フロア分の側面図。側面の窓がある壁は合計9枚になる。
この側面図を4階または5階建てで作成して切り出すと、Yの字型の外壁ができる。
今回モデルにした団地は、防府市営 松原団地(ALL-Aブログより)。
この団地をモデルにした理由は、単に寸法付きの図面がネット上で入手できたから。
これをもとに細部を色々とアレンジしてみたい。
スターハウスについては以下のページが詳しく、参考になります。
団地百景
公団ウォーカー
ALL-A